2007/10/06

ブラッドレイン@WOWOW

8月・9月はあまり面白いのをやってなくて、10 月は急に面白いのが目白押しなのでどのテープから潰そうか、と物色していたら…、撮っただけでまだ観てないのがあった。

この話も吸血鬼ハント系。冒頭部分は登場人物の説明が少なすぎて、没入しにくかった。やっと面白くなってきたころ、あまり知恵を使わない体力勝負に出て変な結末に向かう。え、これで終りなん?っていう感じ、もう一度観たいとは思わない。

評価:なんだかなぁ。

2007/07/13

エミリー・ローズ@WOWOW

裁判ドラマだ。事件はオカルトだ。本当に恐く、本当に美しい話だ。この手のお話は必ず「自分だったらどうするか」と考えてしまう。しかし、答えは明らかだ。自分はエミリーほど強くない。エミリーのボーイフレンドほども、強くない。心の強さを鍛えてくれるのは、信念、宗教、正義、そういった「拠り所」となる信じられるもの、をどれだけ持っているかということなんだろうな、と思う。

評価:でもやっぱ恐い

アンダーワールド・エボリューション@WOWOW

暗くて赤い話。

評価:くそぅ、前段の話も見てぇ

2007/07/01

フライトプラン@WOWOW

あれ…。ジョディ・フォスターって、こんなに恐い顔だったかな。もうちょっと好きだったような気がするんだが、この作品はまったく好きになれない。ベラベラと口を△にしてまくしたてる姿は、むしろちょっと嫌悪。

異様に目の大きなスッチーが最後に走って逃げて行ったが、いったいどこへ逃げると言うのだろう…。

大量にエキストラさんが居たようにも思えるが、実際はそんなに多くないのかもしれない。

評価:設定が無理すぎる

2007/05/13

ナイト・ウォッチ@WOWOW

ロシア語はさっぱりわからない。色調は黒と血。しかしながら話はたいへん面白かった。世界観の中に伏線がいい具合に効いてるし、色気だけ、暴力だけ、というような低俗なレベルでなく、ルールの中で生きることで普通に生まれるドラマが哀しく語られている。

主役のお兄さんが高校の物理の先生に似てる気がするのは内緒だ。

評価:続きが見たい

2007/05/03

スネーク・アイズ@WOWOW

最後の数分だけデジャビュ。あとはまぁまぁ。モト冬樹がベラベラとまくしたてるシーンは若干食傷気味。近眼のねえちゃんは、あまり一緒に働きたいタイプではないな。それにしても CSI 関係者がいっぱい居たのが可笑しかった。

評価:八百長、いくない

2007/05/01

ナルニア国物語@WOWOW

子供らが揃いもそろって可愛くない。お話もただ長いだけで変な話だし、伏線もアイテムも活きてないし、何も解決していない。この作品も動物がたくさん出てくるが、その点はドクター・ドリトルで既に驚き済みなので新鮮味ない。比べちゃいけないんだろうけど、ディズニーをもってしてこの程度とは残念。「指輪」のスケールのデカさ/クオリティの高さが、さらに認識されてしまった。

氷の女王が生顔なのに能面だからいけないのかな。生顔でやる以上は、怒り、妬み、焦り、そういった負の感情をもっと表に出したほうがよいだろう。「氷」ということで「動じない」キャラにしたかったのなら、生顔じゃないほうがいいんじゃないか。っていうかナルニアにはヒューマン居ないんじゃないのかよ。女王はあまりにもヒューマンっぽかったぞ。

評価:中途半端

2007/04/30

ザ・インターネット2@WOWOW

原題は「THE NET 2.0」。だんぜんそっちのほうがセンスあるじゃないか。これも邦題が失敗してるな。だいたい、「ザ」じゃなくて「ジ」でしょうに。

ストーリー的には前作と同じ。登場人物が女の子ばっかりなんだけど、ひょっとしてカーキカラーはお姉ちゃん、というイメージがあるのか?

彼氏が悪者なのは別にかまわんけど、彼氏…、女の子のタイプがソレじゃぁいかんと思うぜよ。

評価:焼き直し

2007/04/28

パニック・フライト@WOWOW

原題は「RED EYE」、飛行機の深夜便を意味するらしい。実際のところ、フライト中にはパニックに陥らないので、この邦題は間違っている。まぁ主演のお姉さん(レイチェル・マクアダムズ)が可愛いので許す。

評価:コンパクトにまとまっていてよい。

2007/04/26

トランスポーター2@WOWOW

ドライバーというより武術家っぽい動きになってきてるなぁ。正面衝突する車をジャンプしてかわすアクションは「をを」と思ったけど、よくよく考えると正面衝突になる必然性がよくわからない。前作では銃器の類がバラバラと大量に出てきたが、今回はカースタントの方が中心か。そんなにスーパードライバーなら、発信器兼爆破装置を取り付けられたことくらい、車重の変化で気づいて欲しかったなぁ。まぁいいか。

評価:クイズ難しい。

2007/04/24

ドクター・ドリトル@日曜洋画劇場

いつ録画したんだろう、これ。急に出てきてびっくりした。

動物いっぱい。よく喋るなぁ。

評価:撮影ご苦労様

2007/04/22

ムーラン・ルージュ@WOWOW

The Show must go on!

これも、録っておくだけ録っておいて、なかなか観られなかったものだ。最初はこのミュージカル仕立てが鬱陶しかった。不真面目だ、馬鹿にしてる、と思った。だが、途中で「ん、この兄ちゃん歌うまいな」と感じてから問題なくなった。それでも「男だらけの Like a virgin」はキツかったが…。

それにしてもニコール・キッドマンの凄味を堪能した。話の進み具合、シーンの一つ一つで、さまざまなキャラクタで魅せてくれた。1本の映画でこれだけたくさんのキャラクタを出せるのだからびっくりだ。ルックス・スタイルはもちろんのこと、歌もびっくりだった。そして、それ以上に、内面描写の徹底ぶり。つくづく自分は女性には騙されるだろうな、と痛感した。

でもって、戸田奈津子がいい仕事してた。

This story is about TRUTH, BEAUTY, FREEDOM, But above all LOVE.

評価:サウンドトラック欲しい

2007/04/16

ブラック・ホーク・ダウン@日曜洋画劇場

それにしても「日曜洋画劇場」って G が多いな。打ちにくい。溜ってる VHS を観よう、と思ったのだが自宅マシンの作業と「ながら」になりそうだったので、ちょうど観たことないのを放映してくれるという地上波放送を選択。「ながら」視聴の場合、CM の入る地上波でも気にならないものだな。そのぶん感情移入度は低いのだが…。

要するに戦争は悲惨なものだぞ、というの話だ。でもこの映画の場合はちょっと感想が違う。兵士一人一人の嘗め切った態度がむかつく。司令部と前線のミスコミュニケーションも問題だ。「政治」と「戦闘」は別だろうに。

それでも撤収には一応成功するのがアメリカって感じ。

どこにでも戦場はある。でもそれを創り出しているのは、政治だと思う。その一点だけを以って、政治家は前線に行くべきだと思う。

評価:be prepared

デュエリスト@WOWOW

やっとポスト時刻通り、四月に観た映画の記録まで追い付いた。

で、忙しい中、かなり無理して時間を都合して観たんだけどさ。なにこの話。

評価:見るべきところがない

ザスーラ@WOWOW

評価:伏線どこ行った

あ、ようやく追い付いてきた…

リプレイスメント・キラー@WOWOW

どうもこの姉ちゃん、同期のG田に似てるような気がして終始困った。最後まで結局、舞台がどこなのかよくわからなかった。

話はシンプルでわかりやすいんだが、要するに全員銃を持ったら危ないヤツっていうあまりにもシンプルすぎる話だった。

評価:撃ちまくれ

007・ムーンレイカー@日曜洋画劇場

うわ〜、これ、いつ観たっけ… 2 月か…。やけに沢山メモが残ってるな。観ながら書いたんだろうな。面白いから、そのまま貼ろう。

↓以下当時のメモ

最初の「帰り道」での飛行機トラブルの件。意味不明。この伏線はどこにもつながってない。新しい武器をもらってから使うまでの時間。早過ぎ。その武器でそこを撃ってその機械が停止する可能性。あんまない。研究所にいる胡散臭い日本人。そんな奴はいない。ヘリを飛ばしてくれた姉ちゃん。下着姿で居るところに今日会っただけのオヤジが侵入してきたというのに、悲鳴も上げない。まったく喋らない鉄歯の男がロープウェイのワイヤーケーブルに噛みついた意図もわからん。鉄歯男とメガネの小姐が仲良くなっちゃうのも理由がないし、急にボンドの味方になるのも理解できないし、生きて地球に帰着するのも説明できない。

科学的トンデモはもうどうしようもない。無重力空間での白兵戦はもっとミノフスキー粒子が濃くなってからにしてくれ。

何年前の映画か知らないが、ヴェネチアのボートとアマゾンのボートは立派なものだった。

評価:お笑いかよ

小説家を見つけたら@WOWOW

つまらなそうかな?と不安だったが、意外と面白かった。
ショーンコネリーはやっぱ恰好イイな。こういうおじいちゃんになりたいと思う。

評価:変なタイトル。

イントゥ・ザ・サン@WOWOW

あの「艶めかしい手つき」はあんまり印象に残ってないな。

評価:滑舌悪いよ。

2007/04/15

SPIRIT@WOWOW

録る→観る→書く→ポストする、という一連の流れを保つのはけっこう大変だな。
「感想」やら「評価」「批評」よりも「記録」としての意味のほうが重要と判断し、文章は最小限でもポストしておくことにする。

ちなみに SPIRIT は 2 月に観たんだが(笑)。まるまる二ヶ月も間が空くようではいかんな。

評価:いいキレだ。

2007/02/20

フルメタルジャケット@WOWOW

大きく前半と後半に分かれている。前半が訓練、後半が実戦。戦争の映画では実戦のほうが描かれることが多いと思うが、この映画では前半の訓練のほうが重かった。ある意味、前半の終了時点でこの映画は終ってもいいのかもしれない。

極限状況に置かれた時に、人はどう壊れて行くのか。戦闘に向かないキャラも居るだろうに、戦時には適性の評価というものは無いのか。訓練によって歪められた価値観は除隊前にクーリングダウンされるのだろうか。

重たい話だった。

評価:撃ちまくれ

2007/02/19

スカイ・ハイ@WOWOW

悪いが、この主人公には感情移入できなかった。恵まれ過ぎだろう。幼なじみちゃん、可愛いじゃん。生徒会長には言い寄られるし、不自由ない生活だし、二親の能力を両方とも発揮するし。まぁ漫画だから仕方がないか…。

一方で、中国系の兄ちゃん…という設定のようだが、到底中国系には見えない…については、なかなか印象が良かった。彼は黒が基調だ。

過剰に美人に演出されているピンクの生徒会長については、お水っぽくてヒいた。このひと、なんで銃を作らないで奪い返したんだろう?もう一度というか、何度でも作ればいいじゃないか。そういう能力を持っているんだから。

対象的に、幼なじみちゃんのほうは、偉い。無駄に威張らないし、自然体だし、女の子らしいし、可愛い。必要のないところではできるだけ能力に頼らずに済ませるという姿勢もよい。そうそう、体の姿勢もいい。グリーンを基調にした衣装の選択も、正しいだろう。パーティーで着ていたドレスも、いい感じだったぞ。

評価:可愛いかったよぅ

2007/02/06

スナッチ@バリシネ

ブラピだからだろうか、「オーシャンズ」に似た雰囲気を感じた。賭けボクシングで対戦相手を一発KOした実績を見ておきながら、ブックメーカのおじさんはどうして逆にパイキーが勝つようなシナリオを描かなかったのだろう。無名の野郎なんだから、いいオッズが付くだろうに。

デカいダイヤについては、最初は 86 カラットと言っていたと思うが、最後のほうではいつのまにか 84 カラットになっている。なんで減っちゃったんだ?見間違い・聞き間違いかなぁ。

聞き間違いと言えば、この映画も字幕だったんだが、パイキー共の発音はものすごかった。もはや英語じゃないぞアレは。何を言っているのかさっぱりだったが、劇中の人物たちもぽか〜んとしていたので安心した。っていうか字幕も「〜☆※#〜」みたいになっていたのが笑えた。

人物が多いので誰が何やら閉口したし、出だしのモノローグが誰の視点なのかもすぐにはわからなかったが、よくよく見るとそれぞれに味があって、ちゃんとキャラが立っている。個人的には KGB あがりのロシア人が気に入った。

あと犬だ犬。この映画では、犬の役割が重要すぎる。「マスク」もそうだけど、よくこういう都合のいい犬が居るものだ。

評価:切れ味良し。

2007/02/01

キャットウーマン@WOWOW

これも雰囲気的には「ビギンズ」系なお話だった。でもいきなり死亡シーンから入るもんだから、びっくりしたよ。そこから「なんで死んだのか」っていう説明だね。えんえんと。んでリベンジ、と。お話としてはそれだけ。あと、恋がちょっと。漫画なんだから、シナリオはこんなもんでOK。

もとが漫画だけに、またこの話が話だけに、主人公が可愛いかどうかは非常に重要。では、可愛いか?と言われれば…。可愛いほうでしょう。個人的には髪を切らないほうがいいんじゃないかと思うけど。切ったら切ったでそれはそれでOKなんだから、ヘアスタイルはさほど重要ではないのかもしれないか。

ああ、書き方悪いな。正直に書こう。気に入った。確かに猫っぽい。手足も長いのでエジプシャンな感じするし、柔らかいし、気まぐれだ。ソファの上をひょいひょい歩いている姿も惚れ惚れしたが、留置場から抜け出すところなども、凄かった。この人、体操でもやってたのかな。

刑事と猫姉さんの追いかけっこ、といえばキャッツアイ。だがこちらの刑事は俊ほど抜けてないし、筆跡鑑定や痕跡照合などの捜査内容もちゃんと現代的。そういうディテイルに拘るのはいいことだね。

謎のおばはんの住まう猫屋敷もいい感じだった。うじゃうじゃ猫が居るんだが、よくこれだけ性質のいい猫を集めたものだ。中でも「ミッドナイト」は顔といい毛並といい立ち居振舞といい、本当にいい猫だった。

気に入らない点はただ一つ。衣装だよ衣装。キャットウーマンだからレザーでボンデージっぽくキメるのはいいけどさぁ、お面がよくない。あれじゃぁ瞳が可愛くならないし、耳も「怒り耳」で可愛くないし。メイクも派手すぎでよろしくない。衣装が良かったらハマっちゃうだろうなぁ。

評価:可愛かったよぅ

2007/01/29

エクソシスト ビギニング@WOWOW

恐いのはもちろん恐いのだが、むしろ「不快」な映画だった。不快というのはダメな作品、という意味ではなく、作品の中で描かれている「悪」の存在が撒き散らす負の力が観ているほうまで入ってきてしまうという意味だ。だから、作った側としては成功だろう。

動物の使い方もオーメンと同様、うまいものだ。ハイエナに引きずられて消えて行く子供の姿が痛々しいし、鳥葬になってしまったおじさんも哀れだった。「乗り移る」という設定に関しては、みごと騙されてしまった。言われてみればなるほど、それはアリだ、と感じられる。

貴重なご婦人キャラの扱われ方に関しては、ちょっと納得いかなかった。助けてやれよ…。

評価:恐かったよぅ

2007/01/23

銀河ヒッチハイクガイド@WOWOW

映画はずいぶん漫画チックなアレンジになっているが、元はれっきとしたSFだ。原作の味が出ているか…と考えると微妙だが、これはこれで面白い。スター・ウォーズ等にくらべてしまうと映像的にびっくりするようなものは何もないが、宇宙船も旅程も面白く映像化されていた。

馬鹿大統領にはちょっと胸やけしたが、ねずみと姉ちゃんは可愛かった。主人公?冴えない感じが好印象。

評価:慌てるな!

2007/01/21

宇宙戦争@WOWOW

主人公は一般人。宇宙船には乗らない。超強いわけでもない。スーパー賢いわけでもない。偉くもない。普通のヒト。むしろ、どっちかっていうとダメ男。宇宙人との戦争の映画というより、巨大・強力な侵略者によるパニックムービーという色合いのほうが濃いくらいだ。

攻めて来る…逃げる…何とかなる…、っていうお話も面白いんだが、圧巻なのは何しろスケールのデカいこと。地面が割れてコンクリが飛び交っちゃう映像や、謎の光線によって灰化する人間や、巨大浮遊兵器の緻密さ、逃げる道すがらにうじゃうじゃ居る人人人、フェリーに押し寄せる人人人。どれだけエキストラ集めたんだろう。

しかも派手にあちこち壊しまくる。道路は割れるし、高速高架も破壊するし、フェリーはひっくり返るし、町中灰だらけになるし。ハリウッド映画が撮影される時には「町をまるまる一つ作っておいて、それを壊す」という話は本当なんだなぁ、と感心した。

子供の悲鳴がちょっとうるさいので、子供嫌いの人にはおすすめできないかな。

評価:壊しすぎ

2007/01/15

ファンタスティック・フォー@WOWOW

フォー!

…といっても HG ではない。最近流行っている、漫画を映画にしたものだ。宇宙嵐を浴びると何やら不思議な能力が身につくと言う。いやぁずいぶんとご都合がよろしいようで。光って、太陽表面を出発してから地球地表に到達するまで 8 分くらいはかかるはずなのよね。さてそこで例の宇宙嵐くん。映像的にはあんなに激しく発光していたけれど、そんなに発光していたなら、ステーションを出て船外活動を始めた瞬間にはもう可視範囲にあったと考えられるのよね。

つまり悪いのはベン、お前だ、と。お花を使った実験自体の成功・失敗はプランニングの段階で既に運命付けられていたけど、同乗したクルーに身体的異変が生じた責任は船外に出た瞬間に気づかなかったベンが悪いし、もっと言えはその程度も観測できないような体制ならば、実験も失敗するよね。

他の設定もさぁ、チタンも融ける 4000℃ って何。あまりに漫画だろうさ。岩石おじさんの指が一本減っちゃうのも理解不能だ。姉ちゃんはうのっぽいメイクで、せっかく元が綺麗なのに…もったいない。火の玉野郎は能天気すぎて一緒に仕事したいとは思わない。ミスターゴムはルフィでしょ。ミスター電気は症状が安定しないから嫌。

お話的にも、悪者くんの僻み根性というか嫉み感情というかそのへんをもっとドロドロにして前面に出して、ゴム野郎の不器用なところをもっとアピールしてほしかったな。能天気火の玉野郎だけはいい感じにアメリカンだったので、あれが素なんじゃなかろうかと逆にちょっと心配になった。

評価:ツメが甘い

2007/01/08

レリック@新春ロードショー

さすがテレ東。正月だってのにまったく「ふさわしくない」映画をぶっ放してくれる。これは期待してよさそうだ。そんな感じでドキドキしながら見たのだが、呑みすぎがたたって途中で寝てしまった。やっぱり民放は CM が入るからよくない。緊張感が某奉行に寸断されてしまう。こういう下らない(?)番組を組めるためのスポンサーとしては大事だけどさ、あの奉行には正直言ってあんまり良い印象ないよ。

さて、眼鏡顔があまりに気に入ったので調べてしまったが、博士(ペネロープ・アン・ミラー:相沢恵子)が可愛かったぞ。って相当年上だな…。でも葉っぱ喰った虫をブチュっと叩き潰すのも女の子としてはナイスファイトだし、大物を焼いて倒そうとするあたり、賢いじゃないの。解析完了のサウンドはセンス無いけどさ。

でもお話全体としては、強引すぎるだろ。現地部族からすれば見知らぬただの外国人になんで件の葉っぱを喰わせるのかもわからないし、シカゴ送りの箱がなんで送られなかったのかも単なる不注意じゃすまない話だし、悲しきモンスターに船員を喰い殺したあと死体を船底に隠すような知能も無さそうだし理由もない。博物館の地下に居た浮浪者や二匹めの犬がどうして生き延びられたのかもわからない。だいたい、ベヒーモスっぽいのが二体以上いたように思える。

変な喰い物で身体に変化が起きるのは理由付けとしてはわからなくもないが、大きさの問題は解決しないだろ。ホルモン物質だけを好んで喰うならたいした栄養源にゃならないだろうから、あのサイズになるのは納得いかない。虫のほうだって、トビっこ一粒二粒であんなに巨大化しないだろ。

モンスターの喰い物も理解できないが、人間の喰い物もおかしい。サーモンのカルパッチョが 150kg って、多すぎだろう。一人あたり 50g 食べるとして 3000 人ぶんか。どんなパーティだよ。集まった人・逃げた人をぱっと見た感じでは 100 人未満だったと思うんだが。ま、料理は足りないより余るほうがいいんだろうけど、そういうことしてるから博物館としての予算が足りなくなるんじゃないのか?

評価:博士カワイソス

2007/01/04

ハリー・ポッターと炎のゴブレット@WOWOW

全員老けたけど、中でも、可愛かったハーマイオニーがずいぶん年取ったな…。我輩はハーマイオニーの何でもないけど、あのセリフもろくろくないような脳味噌筋肉とつき合うのだけはNG。あと、妙な新聞の記者のおばちゃんも悪くないかな。ちっこいドラゴンも可愛かったし、帆船なのに潜水艦ってのも発想としては面白かった。そんな枝葉末節は重要じゃないが。

というわけで、ハーマイオニーが可愛いっていう以外はかなりどうでもいい話。まだ見てない読者のために大胆にネタバレしてみよう。要約すると一行で書ける。シスの暗黒卿、復活。それだけ。あとは伏線から何から、全部意味不明。

…っつうか今 Wikipedia で粗筋読んだけど、話が全然違うじゃんよ…

そもそも話が繋がらなすぎなんだよな。時間の都合上しょうがないのかもしれないが、それでも脚本がお話の流れをブツブツにぶった切ってくれているので、怪しい人物はもちろんその他の重要な人物のサイドストーリーにもフォーカスが全然当たらないし、主人公は流れに流されてるだけだし、悪が栄えるだけで感動するところはないし。こんなモンをお金出して映画館で見たら、納得できないだろうな。

評価:駄作

2007/01/03

トリプルX ネクスト・レベル@WOWOW

体力ヴァカ。

こういう勢いのある体育会系な極秘任務映画は大好きだ。オープニングの施設への爆破侵入も見事なものだし、途中のアクションシーンも充分な量の火薬と馬鹿体力と予算が発揮されていて心地よい。中でも、戦車をカタパルトで飛ばすシーンが一番ウケた。

シナリオ的には古典的な「set up 返し」と言えるだろう。裏切りの連続なので悪い奴は圧倒的に悪い印象。それに組み合わせてあるのがガンアクションやらカー(?)チェイスやらミリタリー要素やら。主人公自身も「犯人顔だ」と認めている通り、どう見ても悪い奴。だから色恋要素もあるんだが、見られたものではないおかしさ。

どうやらこの作品も続編らしいのだが、一発目を見ていないので組織の背景とか役職とか因縁とかはよくわからなかった。だが、何しろ小気味よく破壊して破壊して破壊しまくるので、細かい事情など関係なく楽しめるエンターテインメントだった。

評価:ラップラッパーラッペスト