2007/01/15

ファンタスティック・フォー@WOWOW

フォー!

…といっても HG ではない。最近流行っている、漫画を映画にしたものだ。宇宙嵐を浴びると何やら不思議な能力が身につくと言う。いやぁずいぶんとご都合がよろしいようで。光って、太陽表面を出発してから地球地表に到達するまで 8 分くらいはかかるはずなのよね。さてそこで例の宇宙嵐くん。映像的にはあんなに激しく発光していたけれど、そんなに発光していたなら、ステーションを出て船外活動を始めた瞬間にはもう可視範囲にあったと考えられるのよね。

つまり悪いのはベン、お前だ、と。お花を使った実験自体の成功・失敗はプランニングの段階で既に運命付けられていたけど、同乗したクルーに身体的異変が生じた責任は船外に出た瞬間に気づかなかったベンが悪いし、もっと言えはその程度も観測できないような体制ならば、実験も失敗するよね。

他の設定もさぁ、チタンも融ける 4000℃ って何。あまりに漫画だろうさ。岩石おじさんの指が一本減っちゃうのも理解不能だ。姉ちゃんはうのっぽいメイクで、せっかく元が綺麗なのに…もったいない。火の玉野郎は能天気すぎて一緒に仕事したいとは思わない。ミスターゴムはルフィでしょ。ミスター電気は症状が安定しないから嫌。

お話的にも、悪者くんの僻み根性というか嫉み感情というかそのへんをもっとドロドロにして前面に出して、ゴム野郎の不器用なところをもっとアピールしてほしかったな。能天気火の玉野郎だけはいい感じにアメリカンだったので、あれが素なんじゃなかろうかと逆にちょっと心配になった。

評価:ツメが甘い

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