2007/02/20

フルメタルジャケット@WOWOW

大きく前半と後半に分かれている。前半が訓練、後半が実戦。戦争の映画では実戦のほうが描かれることが多いと思うが、この映画では前半の訓練のほうが重かった。ある意味、前半の終了時点でこの映画は終ってもいいのかもしれない。

極限状況に置かれた時に、人はどう壊れて行くのか。戦闘に向かないキャラも居るだろうに、戦時には適性の評価というものは無いのか。訓練によって歪められた価値観は除隊前にクーリングダウンされるのだろうか。

重たい話だった。

評価:撃ちまくれ

2007/02/19

スカイ・ハイ@WOWOW

悪いが、この主人公には感情移入できなかった。恵まれ過ぎだろう。幼なじみちゃん、可愛いじゃん。生徒会長には言い寄られるし、不自由ない生活だし、二親の能力を両方とも発揮するし。まぁ漫画だから仕方がないか…。

一方で、中国系の兄ちゃん…という設定のようだが、到底中国系には見えない…については、なかなか印象が良かった。彼は黒が基調だ。

過剰に美人に演出されているピンクの生徒会長については、お水っぽくてヒいた。このひと、なんで銃を作らないで奪い返したんだろう?もう一度というか、何度でも作ればいいじゃないか。そういう能力を持っているんだから。

対象的に、幼なじみちゃんのほうは、偉い。無駄に威張らないし、自然体だし、女の子らしいし、可愛い。必要のないところではできるだけ能力に頼らずに済ませるという姿勢もよい。そうそう、体の姿勢もいい。グリーンを基調にした衣装の選択も、正しいだろう。パーティーで着ていたドレスも、いい感じだったぞ。

評価:可愛いかったよぅ

2007/02/06

スナッチ@バリシネ

ブラピだからだろうか、「オーシャンズ」に似た雰囲気を感じた。賭けボクシングで対戦相手を一発KOした実績を見ておきながら、ブックメーカのおじさんはどうして逆にパイキーが勝つようなシナリオを描かなかったのだろう。無名の野郎なんだから、いいオッズが付くだろうに。

デカいダイヤについては、最初は 86 カラットと言っていたと思うが、最後のほうではいつのまにか 84 カラットになっている。なんで減っちゃったんだ?見間違い・聞き間違いかなぁ。

聞き間違いと言えば、この映画も字幕だったんだが、パイキー共の発音はものすごかった。もはや英語じゃないぞアレは。何を言っているのかさっぱりだったが、劇中の人物たちもぽか〜んとしていたので安心した。っていうか字幕も「〜☆※#〜」みたいになっていたのが笑えた。

人物が多いので誰が何やら閉口したし、出だしのモノローグが誰の視点なのかもすぐにはわからなかったが、よくよく見るとそれぞれに味があって、ちゃんとキャラが立っている。個人的には KGB あがりのロシア人が気に入った。

あと犬だ犬。この映画では、犬の役割が重要すぎる。「マスク」もそうだけど、よくこういう都合のいい犬が居るものだ。

評価:切れ味良し。

2007/02/01

キャットウーマン@WOWOW

これも雰囲気的には「ビギンズ」系なお話だった。でもいきなり死亡シーンから入るもんだから、びっくりしたよ。そこから「なんで死んだのか」っていう説明だね。えんえんと。んでリベンジ、と。お話としてはそれだけ。あと、恋がちょっと。漫画なんだから、シナリオはこんなもんでOK。

もとが漫画だけに、またこの話が話だけに、主人公が可愛いかどうかは非常に重要。では、可愛いか?と言われれば…。可愛いほうでしょう。個人的には髪を切らないほうがいいんじゃないかと思うけど。切ったら切ったでそれはそれでOKなんだから、ヘアスタイルはさほど重要ではないのかもしれないか。

ああ、書き方悪いな。正直に書こう。気に入った。確かに猫っぽい。手足も長いのでエジプシャンな感じするし、柔らかいし、気まぐれだ。ソファの上をひょいひょい歩いている姿も惚れ惚れしたが、留置場から抜け出すところなども、凄かった。この人、体操でもやってたのかな。

刑事と猫姉さんの追いかけっこ、といえばキャッツアイ。だがこちらの刑事は俊ほど抜けてないし、筆跡鑑定や痕跡照合などの捜査内容もちゃんと現代的。そういうディテイルに拘るのはいいことだね。

謎のおばはんの住まう猫屋敷もいい感じだった。うじゃうじゃ猫が居るんだが、よくこれだけ性質のいい猫を集めたものだ。中でも「ミッドナイト」は顔といい毛並といい立ち居振舞といい、本当にいい猫だった。

気に入らない点はただ一つ。衣装だよ衣装。キャットウーマンだからレザーでボンデージっぽくキメるのはいいけどさぁ、お面がよくない。あれじゃぁ瞳が可愛くならないし、耳も「怒り耳」で可愛くないし。メイクも派手すぎでよろしくない。衣装が良かったらハマっちゃうだろうなぁ。

評価:可愛かったよぅ